WB工法 ~土台敷きから見える特徴~

こんにちは!

安城市工務店ito-proの吉川です☺

今回はWB工法家づくりの基礎となる【土台敷き】についてお話します!

土台敷きとはお家の間取りがかたどられた基礎コンクリートの上に

木の土台や大引きを設置していく作業のことをいいます。

土台敷きの工程では、WB工法ならではの特徴がみられるので写真とともにお伝え出来たらと思います♪

こちらは土台を横から見た写真です。

土台敷きでは、一般的には基礎コンクリートと土台の間には

通気性がある基礎パッキンという部材を使用します。

一方、WB工法では基礎パッキンの代わりに厚さ3mmの【ベースプレート】(気密パッキン)を使用して

基礎コンクリートと土台の間の通気をふさぎます。

ここで通気をふさぐことにより、換気方法はWB工法特有の基礎換気口のみで行うことができます。

またWB工法の土台内部には壁の中の通気装置である、【バリアヘルス】という部材が取り付けられています。

下の写真は土台に床断熱を張る前のものになります。

バリアヘルスは床断熱を敷くと壁の中に隠れるので、WB工法で唯一見えない装置です。

WB工法では、このバリアヘルスが大きな役割を果たしてくれます!

バリアヘルスとは電気を使わずに、熱を感知することができる熱完治式形状記憶合金でできたバネによって17℃を目安に自動的に開閉する装置です。

この装置が開閉することにより床下の空気を壁の中に流し、WB工法の家の空気の流れを作り出すことができます。

夏は装置が開くことにより、壁内の熱せられた空気を外へ逃がします。

冬は装置が閉じることによって空気を逃さずに壁が断熱層となり、室内の温かさを保つことができます。

バリアヘルスはこのように壁内の空気の流れをコントロールする役割があるので、

それ以外の部分では空気の出入りが起こらないよう隙間なくコーキングする工程も

WB工法では重要となってきます。

先程の写真は土台とバリアヘルスの隙間が空かないようコーキングが施された写真です。

ここでしっかりとWB工法の仕組みを理解できていないままコーキングの工程を怠ると

せっかくバリアヘルスが外気温を感知して通気をコントロールしていても

冬には温かい空気が逃げてしまい、冷たい空気が入り込んでしまうようになります。

WB工法はメリットもあるのですが、仕組みをしっかりと理解されずに施工されている工務店さんがあるのも事実です。

目に見えない部分があるからこそ、ポイントを抑えた施工がWB工法のメリットを最大限生かすカギとなります!

ito-proでは実績があるからこそ、WB工法のポイントをしっかりと抑えた施工をさせていただきます。

新築注文住宅やリフォームなど建築に関しまして、一度ito-proにご相談ください!

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