代表取締役 伊藤昌悟
社員総数 7名
会社設立日 2010年4月9日
生 業 建築、住環境改善
相談できる建築設計事務所を内設
〒446-0001 安城市里町証文山84-1 TEL 0120-35-4109
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私、ito-pro伊藤は1976年安城生まれ、安城育ちで子供の頃より活発で、運動大好き勉強苦手な少年でした。父親、祖父共に大工、叔父も大工、タイル職人、不動産屋、曽祖父は設計事務所や工務店等を経営していたとの事です。建築一家に生まれ、子供時代には大工の父親の仕事仲間が小さな家に頻繁に立ち寄り、夜は居酒屋状態、小さな部屋で夜中まで、どんちゃん騒ぎは普通の生活でした。朝起きると知らない職人達が二日酔いで寝ている事も・・・自分は大工なんかなりたくないって思っていた子供時代・・・
だが、高校へ進学の際に何気なく建築学科のある工業高校へ、卒業の際にこれといった仕事も無く、やりたい夢も現実味がなく、とりあえず、次のつなぎまで大工をと思って大工で修行
大工を3年も過ぎ、気が付くと家作りが楽しくて楽しくて、大工に夢中です。家で寝ていても見る夢は仕事の夢、高いところから落ちる夢、新たな友達も大工や左官屋さん、外壁屋さん等で知らぬ間に将来の夢は自身で工務店を経営する事でした。
大工時代に友達とお酒を飲むと、『俺、このまま大工じゃ嫌だ』『もっと上を目指して、工務店を経営して元請けとして沢山の家を一から作りたい』と語るまでになっていました。
野心の強かった私は24歳で大工として独立し、建築会社から下請として大工工事を受注する個人事業大工となりました。独立当初、仕事をもらえる嬉しさ大工として親方のいない自分の現場で作業できる楽しさで嬉しくて、独立できた事を昔の友達に自慢をしていた自分がありました。
ただ、楽しい事ばかりでもありません。所詮、下請大工です。仕事をくれるのは営業マンです。接待等をせがまれる事も、歌いたくないカラオケを歌わされ、付き合いが悪いと仕事をくれなかったり・・・
当時の頃より、どこの建築会社も監督より営業マンの立場が上でした。建築の知識なんか全くない営業マンが建築を仕切る時代です。知識の無い営業マンがお客さんと勝手な約束なんか日常茶飯事で、ひどい時には抜くと構造上よくない柱まで『お客さんに言ってしまったから』『今更、抜けないって言えないし』等の理由で監督からは『抜け』の指示・・・何度抜けないって言っても、監督も営業も怒るだけ・・・監督は営業に逆らえない。所詮、下請大工の立場は低い。 時には2次下請け、3次下請けの仕事もやりましたが、下に行けば行くほど立場が低く、追加仕事を頼まれても、追加料金は自分の上が儲けるだけで、私達には一切支払われなかった事なんか山ほどありました。(お客様は払ってるのに・・・お客様、可哀そうって何度も思いました)
そんな時代に嫌気がさし、絶対に自分で工務店をつくらなければいけないと決心した。
29歳の頃に全ての建築工事を幅広く覚える為にと思い一度工務店へ就職、3年間監督と営業を経験し、再び工務店として独立をさせて頂き、屋号をito-pro(イトープロ)と名乗り、2010年4月9日 株式会社ito-proを設立しました。
株式会社ito-proも順調な滑り出しと思われた設立1年が経つ頃、2011年3月11日 東日本大震災
TVで津波の様子を見ていたら、居ても立っても居られない気持ちに心が震え、気が付くと宮城県石巻市に行く事を決意、3月の末には銀行で支援活動の軍資金の資金の借り入れし、3月29日には石巻市でボランティア活動を開始、当初は風呂も無く毎日作業で泥まみれ、水も出ない地域で風呂も数日に一回は入れる程度・・・服も体も臭いし、だが嗅覚は麻痺してきます。。4月、5月と経ち気が付くと、ボランティア団体のリーダーになっていた自分がありました。
資金も底が見え、帰りたいのに被災者から頼られ、他団体等からも頼られ帰るに帰れない状況にまで追い詰められました。『会社設立1年なのに会社が潰れてしまう』って心の中で何度も悲鳴をあげていた頃に、東京からきた規模の大きなクリスチャン団体から目をつけられ、何と私の助け舟に・・・『伊藤さんと一緒にプロジェクトがやりたい。被災者の為に伊藤さんがいなければいけないから』って言葉から始まり、気が付くと私たちの団体の活動費の協力から、頻繁に賄い料理や時には銭湯にも連れて行ってくれる。本当に神様はいるのかなぁ?って感じてしまいました。
クリスチャン団体、NPO団体、助成金団体等の支援のおかげで、私は1年間で、その後社員と代わり社員が9ヶ月間の合計1年9ヶ月被災地で活動を続けることが出来ました。
東北の経験を活かし、その後も熊本地震や洪水の支援等も頻繁に協力させて頂いております。
令和2年ito-proも設立10年です。 震災の経験から工務店として株式会社とは何の為に在るのかを深く考え、今の私の答えは『地域、人に喜ばれる人材を育成し地域社会の発展に貢献する。』を理念としています。また地元で大規模な震災が起こった際は『地域で一番の活躍をする』と決めています。
家作りは『衣食住』の一つ、住まいです。私達ito-proは皆様の住まいを提供する建築会社であり、プロのスタッフです。自信を持って地域の方々の住まいを作り、親子2代、3代と引き継がれる目的とした住宅づくりを心掛けています。
そして私達、ito-proスタッフにこの気持ちを引き継がせ『地域の為の工務店と在り続ける』事をお約束させて頂きます。
株式会社ito-pro
代表取締役
伊藤昌悟